研究開発部での主な業務は「新規検査開発」「受託試験」「ルーチン検査」「臨床試験」の4つです。
「新規検査開発」は、今まで社内で実施してこなかった検査を開発し、新たな検査項目として導入する業務であり、検査方法の新規開発も行います。
「受託試験」は、クライアントの要望に沿った検査を実施します。受託業務では、既に保有する検査項目だけではなく、新たな検査項目を測定する場合もあります。
「ルーチン検査」は、ソイチェックやサビチェックといった一般向けに販売した郵送検査について検体の分析を行います。
「臨床試験」は、ヒト試験実施のための計画立案、倫理委員会開催、被験者管理、試験の運営、報告書の作成と言った一連の臨床検査業務のプロデュースを行い、必要に応じて学会発表などを行います。
業務内容
私は主に一般顧客向けの新規の検査の開発と、大学との共同研究を担当しています。
今、取り組んでいるのは、大学の先生が開発した測定試薬を生体試料に応用できないか?ということです。大学と契約を結んで、先生と相談しながら研究を進めています。
他には、営業から提案があった尿中代謝物について、情報をまとめ、実験を始めたところです。まだ子供が小さいので出張は少ないですが、学会や大学等、ぜひ行きたい!と思う場所には、上司と相談しながら、なるべく都合をつけて出向いていくようにしています。
仕事のやりがい
自分の仕事が商品という形に繋がるのは大きなやりがいです。
地道な作業や実験の積み重ねも多く、失敗もありますが、思いも寄らぬ形で実を結んだりするので、面白いです。大学との共同研究に関しては、基礎研究を世に広めるお手伝いができたら、健康科学に還元できたらという気持ちでやっています。仕事柄、熱意のある先生に出会ったり、新しい知識に触れられるのはとても楽しいです。
仕事と育児の両立は、正直、胸を張って「両立できている!」とは言えないのですが・・・私は産後7ヶ月で復帰したこともあり、特に最初の半年は休むことも多く、上司や社長と何度か面談をさせて貰い、「今はこの業務は難しいけれど、この業務ならできる」ということを素直に伝え、仕事の調整をしてもらいました。子供の病気で急に休んで迷惑をかけたこともありましたが、じゃあ次同じ事態にならないようにどうする?と、一緒に考えてもらい、何とか続けてこれました。
育児と仕事、両方やって気づいたことは、仕事も育児もそれぞれ別の大変さがあるけれど、考え方の部分では共通する部分も多いということです。育児はプロジェクト、家族はチーム、家事は仕事、ママはプロジェクトリーダー。目的を明確化して、優先順位を付け、予算や仕事を振り分け、ゴールを目指すという点は育児も仕事も同じです。これから仕事を育児に、育児を仕事に活かしていきたいと思っています。
自分が思う、ヘルスケアシステムズ
やりたい!という気持ちを大事にしてくれる会社です。