「コリバクチン検査」郵送検査サービスを開始しました
大腸がんとの関連が研究される腸内細菌を便から測定
「コリバクチン検査」郵送検査で販売開始
株式会社ヘルスケアシステムズ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:瀧本陽介、以下 当社)は、2026年3月9日より、医療機関・検診機関および法人向けに、大腸のDNAに損傷を与える物質「コリバクチン」を産生する腸内細菌(以下 コリバクチン産生菌)の有無を、便から測定する「コリバクチン検査」の郵送検査サービスを開始いたします。
当社はこれまで、本検査を医療機関や検診機関のオプション検査として提供してきましたが、健診当日に便が採取できない等の課題がありました。そこで既存の提供形態に加え、受検者が自宅で採取できる郵送検査を開始し、検査機会の損失を防ぐことを目的としています。
コリバクチンは一部の腸内細菌が産生する物質で、大腸のDNAに損傷を与えることから、大腸がんとの関連について研究が進められています。()※1)
当社は本検査を通じて、生活習慣の見直しや適切な検査受診のきっかけづくりに貢献することを目指します。
■郵送検査サービス開始の背景と目的
日本における大腸がんの年間罹患数は約15万人と増加傾向にあります。一方、ステージI~IIの早期に発見された場合の5年生存率は約90%とされており、早期発見が重要ながんの一つとされています。(※2)
当社はこれまで、「コリバクチン検査」を医療機関や検診機関におけるオプション検査として提供してきました。しかし、健診当日に便が採取できない場合など、採便のタイミングが合わず検査機会を逃してしまう「機会損失」が課題となっていました。
そこで当社は、自宅で採便し提出できる郵送検査サービスを開始しました。健診当日に限らず、受検者が自身の体調や生活リズムに合わせて検査を受けられる環境を整えることで、より手軽にコリバクチン産生菌の有無を把握し、適切な受診検討や生活習慣改善のきっかけづくりを支援することを目的としています。
■検査について
「コリバクチン検査」は、酵素反応によりコリバクチン産生菌の活性を検出し、腸内におけるコリバクチン産生菌の有無を確認する検査です。
一般的な便潜血検査が便中の微量な血液を確認する検査であるのに対し、本検査は大腸がんとの関連が研究されている「腸内細菌」の有無に着目している点が特徴です。
コリバクチンは、大腸のDNAに損傷を与える物質であり、大腸がんとの関連について研究が進められています。国立がん研究センターによる2025年4月の研究では日本人の大腸がん患者の約50%にコリバクチン産生菌の関与が示唆される変異パターンが確認されたことが報告されています。(※3)
一方で、コリバクチン産生菌は、腸内環境が良好な場合には定着しにくく、排便とともに排出させる可能性があると考えられています。
本検査は、自身がその有無を把握することで、生活習慣の見直しや適切な検査受診につなげることを目的としています。
■今後の展望
今後は、異なる指標から大腸がんリスクを評価する検査体制の普及させ、適切な受診機会の確保や、生活習慣の見直しを通じた健康管理を支援し、従来よりも多角的に自身の健康状態を把握することが期待されます。
当社は「コリバクチン検査」を通じて、適切な受診や生活習慣の見直しを促し、健康寿命の延伸に貢献してまいります。
■技術参考
技術開発:静岡県立大学薬学部の渡辺賢二教授が発明した検出技術を基盤としています。
特許取得:本検出手法は、日本国内および米国において特許を取得しています。
登録番号:米国特許:US11,667,945 B2、日本国:特許第 7219473 号
社会実装:株式会社アデノプリベント(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:瀧本陽介)
ヘルスケア検査サービスとしての情報提供
・「コリバクチン検査」は、医師の診断や治療行為に代わるものではなく、確定診断には医療機関での受診が必 要です
・測定結果は検体採取時の状態を示すものであり、将来の疾患発症を否定・保証するものではありません
また、技術的限界により偽陽性・偽陰性などの誤認定が生じるリスクがあります
・最終的な検査実施施設は、株式会社ヘルスケアシステムズです
・取得した個人情報および検査データは、当社のプライバシーポリシーに基づき、厳重に暗号化・管理されます
参考情報
※1 Nadège Bossuet-Greif,The Colibactin Genotoxin Generates DNA Interstrand Cross-Links in Infected Cells,2018 Mar 20
※2 全がん協加盟施設の生存率共同調査 2011-2013年診断症例
※3 Diaz-Gay M,Geographic and age variations in mutational processes in colorectal cancer,Nature volume 643, pages230–240 ,23 April 2025
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